販売代理店向け
AI検索支援・共同提案設計ガイド
「クライアントからAI検索について聞かれたとき、自社で答えられず、専門会社に関係ごと持っていかれたくない。かといって、専門部署を新設する余裕はない。」——そうした販売代理店の方に向けて、既存顧客へのAI検索支援を追加提案として設計するための考え方を、無料公開ガイドとしてまとめました。測定基盤にはHackⅡ(AI Recommendation Intelligence/限定商用検証・導入相談受付)を使用します。Trillion Bankサービスの販売代理店検討は歓迎しますが、他社商材の代理販売を当社へ依頼する相談はお受けしていません。
クライアントから増えている質問
販売代理店に寄せられるAI検索関連の質問は増えています。代表的なのは、次のようなものです。
- 「AEO(AIO・LLMO)対策は、うちもやるべきですか?」
- 「ChatGPTやPerplexityで、自社はどう見えていますか?」
- 「AIに聞くと競合ばかり出てくるのですが、なぜですか?」
- 「AI広告が始まると聞きました。出稿すべきですか?」
- 「SEOの予算を、AI検索対策に振り替えるべきですか?」
これらの質問に代理店として答えられないと、顧客は専門会社へ直接相談に行きます。その先で既存のSEO・広告・PRの予算まで見直されるのが、いちばん避けたい展開のはずです。逆に、この質問へ根拠を持って答えられれば、既存顧客への追加提案の機会に変わります。本ガイドは、そのための設計図です。
SEO・広告・PRとの関係
AI検索の測定は、SEO・広告・PRを置き換えるものではありません。「どの施策に、どの順番で投資すべきか」を決めるための判断レイヤーです。AI回答で競合が選ばれている理由が比較メディアの引用にあるならPRや外部メディアへ、自社サイトのFAQ不足にあるならコンテンツへ、投資の優先順位を根拠付きで示せます。
つまり、貴社がすでに受託しているSEO運用・広告運用・PRの契約を傷つけず、その上に載せる追加提案として設計できます。既存施策の成果がAI検索面でどう反映されているかを確認する材料にもなるため、既存契約の継続理由を強くする方向に働きます。
提案対象となる顧客、ならない顧客
すべての顧客に提案すべきサービスではありません。正直に線を引くことが、提案の通過率と契約後の満足度を上げます。
継続測定が投資判断につながる顧客
- 比較検討型の商材を扱っている(BtoBサービス、高額商材、地域サービスなど、顧客が「おすすめは?」とAIに相談しうる領域)
- 複数の競合が存在し、AI回答内で実際に比較が起きている
- 月次の継続予算を確保できる
- 測定結果を受けてコンテンツ・PR・サイト改修などの施策を実行できる体制がある
単発の確認で十分な顧客
- 「AIに聞いたら自社がどう出るか」を一度確認すれば足りる顧客。この場合はご自身でChatGPT等に質問すれば済み、継続測定を売るべきではありません
- 競合がほぼ存在せず、AI回答内で比較が起きない商材
- 測定しても施策を実行する予算・体制がない顧客。測定だけを続けても投資対効果を説明できません
対象外の顧客へ無理に販売しないこと自体が、貴社の信頼になります。面談では、この見極め基準を貴社の顧客リストに当てはめる形でご相談いただけます。
役割分担
顧客との関係は貴社が持ち続け、測定と分析の専門部分をトリリオンバンクが担う分業です。貴社の社内にAI検索の専門部署を新設する必要はありません。
顧客に向き合う仕事
- 対象顧客の選定(03の基準を使用)
- 提案・クロージング
- 顧客窓口・レポートの説明
- 改善施策の実装 —— コンテンツ制作、PR・外部メディア施策、広告運用、サイト改修
測定と分析の専門の仕事
- 購買・比較に近い質問群と競合の設計
- 計測条件の固定(同一条件での継続測定を可能にする)
- 複数AIでの測定と証拠保存(回答本文・引用URL・日時・条件)
- 分析・改善バックログ化・再計測
納品物
毎月の測定サイクルごとに、次の4点をお渡しします。いずれも貴社経由で顧客へ報告できる形式です。実物のサンプルは面談で提示します。
WIN / LOSS REPORT質問別Win/Lossレポート
質問ごとに「自社が選ばれた/競合だけが選ばれた/自社・競合の両方が候補になった/どちらも出なかった」を分類したレポート。どの質問で勝ち、どの質問で負けているかが一覧できます。
CITATION CHANNEL MAP引用チャネル分類
AIが回答の根拠として参照した情報源を、自社サイト・比較メディア・業界メディア・レビュー・ニュースPR・競合サイトなどへ分類。どの外部チャネルへの施策が効くかの判断材料になります。
IMPROVEMENT BACKLOG改善バックログ
測定結果をFAQ・料金説明・比較コンテンツ・事例・PRなどの具体的な改善タスクへ変換した優先順位付きリスト。貴社の施策実装のインプットになります。
REMEASURE COMPARISON再計測比較
施策実施後に同一条件で再計測し、前回との差分を証拠付きで比較。施策の投資判断と、翌月の顧客報告の核になります。
月次運用の流れ
運用は次のサイクルを毎月まわします。貴社の実働が集中するのは「施策決定」への同席と「実装」の2箇所です。
測定
固定した条件で複数AIを定点測定(トリリオンバンク)
分析共有
Win/Loss・引用チャネルを貴社へ共有(トリリオンバンク)
施策決定
改善バックログから今月の実施項目を決定(両社)
実装
コンテンツ・PR・広告・サイト改修を実行(販売代理店)
再計測
同一条件で再測定し、差分を顧客報告へ(トリリオンバンク)
顧客向け説明文(そのまま使える文例)
クライアントへの説明にそのまま転送・貼り付けできる文例です。貴社のトーンに合わせて調整してお使いください。
PATTERN A ── 標準「貴社の見込み客がChatGPTなどのAIに『おすすめの◯◯は?』と相談したとき、貴社が候補に入っているか、競合が選ばれている理由は何か、AIがどの記事やサイトを根拠にしているかを、回答本文と引用元の証拠付きで毎月測定するサービスです。測定結果は、次にどのコンテンツ・PR・広告へ投資すべきかの判断材料として、毎月ご報告します。」
PATTERN B ── 短縮版「AI検索の中で起きている『見えない比較検討』を毎月可視化し、貴社が選ばれるために次に何へ投資すべきかを判断できるようにするサービスです。」
PATTERN C ── AI広告の相談を受けたとき「AI広告への出稿を検討する前に、広告なしのAI回答で貴社がどう扱われているかの基準線をつくるサービスです。広告表示と、AI回答内での自然な推薦・引用は別の現象なので、出稿の要否の判断にも、出稿後の前後比較にも使えます。」
成果保証を求められたときの回答
提案の場では、ほぼ必ず「それで、AIに出るようになるのは保証されるのか」と聞かれます。ここで曖昧に濁すと、契約後に信頼を失います。私たちは次のように答えることを推奨しており、共同提案の場でも同じ立場を取ります。
RECOMMENDED ANSWER ── 回答例「AI回答での表示・問い合わせ・売上は保証できません。AIの回答は日々変動するため、表示を保証できる事業者は本来存在しないはずです。もし保証をうたう会社があれば、その測定条件と根拠を確認することをおすすめします。私たちがお約束するのは、同一条件での継続測定、回答本文・引用元・日時を含む証拠の保存、そして改善の判断に使える材料の提供です。」
保証できないことを最初に明言するのは、短期的には遠回りに見えます。しかし「証拠と判断材料を約束する」という立場は、測定条件を検証できない成果保証よりも、長期の契約継続と顧客の信頼につながると考えています。
共同提案までの進め方
いきなり全顧客への展開は行いません。少数の顧客で試験測定から始め、実データを持って提案する流れを推奨しています。
面談
共同提案の枠組み・レポートサンプル・役割分担を30分で確認
対象顧客の選定
03の基準で、貴社の顧客から候補を1〜2社選定
試験測定の設計
質問群・競合・計測条件を設計し、試験測定を実施
共同提案
試験測定の実データを材料に、顧客へ共同で提案
30分の面談で確認できること
- 共同提案の進め方と、貴社の顧客リストへの当てはめ方
- レポートサンプル(質問別Win/Loss・引用チャネル分類・再計測比較の実物)
- 役割分担と、貴社側の月次の運用負荷
- 提供条件(対象ブランド数・質問数・対応AI・分析/運用範囲を確認したうえで個別にご案内)
よくある質問
自社ブランドで提供できますか?
運用負荷はどの程度ですか?
顧客への説明資料はもらえますか?
顧客との関係は、貴社が持ち続ける。
測定と証拠は、私たちが担う。
※ HackⅡは限定商用検証・導入相談受付です。対応AIはChatGPT・Perplexity・Gemini等を想定し、契約時点で確定します。AI検索での表示・問い合わせ・売上を保証するものではありません。料金・提供条件は面談で個別にご案内します。